輪島大祭は能登の輪島キリコ会館周辺にある4つの神社が、合同で行う祭りです。

いずれも午後から夜にかけて催されます。

毎年祭り初日の8月22日は奥津比め神社で、神輿のお渡り祭から始まります。

そして入水神事、この神社の御祭神が女の神様で、年に一度輪島の男神に会いに来る言い伝えがあります。

そこで女装した若者が、神輿を担いで海の中に入っていきます。

祭り2日目は、重蔵神社の祭礼です。

見どころは奴提灯で、提灯に描かれた蒔絵などがキリコの灯で、美しく照らされます。大松明の神事も注目したいです。

3日目住吉神社の祭りは三角州で行う松明神事。

天狗や般若の面をつけた人が御神事太鼓を打ち鳴らし、神輿を先導して駆け回る豪快さが魅力です。

4日目、輪島大祭のトリをかざるのが、輪島前神社の祭りです。

鯛の形をした神輿が登場、ねぶたのようにも感じられます。この鯛の神輿が町内隈なく練り回ります。

そして港には大漁旗を掲げた漁船が勢ぞろい、輪島大祭に華を添えます。