毎年五月下旬に延台寺では「虎御石まつり」が行われます。
「虎御石」とは、後継ぎに恵まれなかった山下長者の妻にと虎池弁財天が授けた石で、その後授かった女児の成長とともに大きくなっていったため「生き石」として祀られているご本尊で、子授けのご利益があるといわれています。
この女児が、日本三大仇討に数えられる曽我物語の「大磯の虎女」です。
祭祀の日は虎御石が御開帳され、触れると安産・厄除け・大願成就のご利益があるとされています。