金浦の元町を中心とした6集落で行う太鼓芸「金浦神楽」は、江戸時代の末ころに黒川の若者が庄内地方に牛の飼育を習うために滞在したとき、土地の番楽を習い覚えて伝えたといわれています。

戦後元町の若者たちが、町の復興と五穀豊穣・大漁満足・海上安全を祈り金浦神社に奉納してきたもので、今日では金浦山神社の祭礼で盛大に奉納披露されています。
演目には、通り神楽・奉納神楽・創作通り・早替わりがあるが、太鼓芸らしく太鼓を背にして打つ動作が全国でも珍しいとされています。近年では、地域の活性化・保存会の活動により各種イベントにもたくさん出演しています。