鷽(うそ)は日本海沿岸に生息するスズメより少し大きな美しい小鳥です。
太宰府天満宮のお祭りの時に害虫を駆除したことや、鷽の字が學(がく)の字に似ていることから、天神様とつながりが深いと考えられています。幸運を招く鳥とされ、江戸時代から庶民の間では木彫りの鷽が縁起物として親しまれていました。

うそ替えとは、鷽を嘘(うそ)とかけて、前年にあった災厄・凶事など悪いことが嘘になり、本年は吉となることを願う神事です。前年度の鷽をお納めし、新しい鷽ととりかえることにより、開運・出世・幸運といった吉運を招くことができるといわれています。亀戸天神社の鷽鳥は、檜の一刀彫にて、神職が心をこめて一体一体つくっており、この日にしか手に入らない貴重な開運のお守りとして人気があります。

また、1月25日は初天神です。今年最初の縁日で、境内神楽殿では都・無形文化財指定の里神楽・葛西囃子(さとかぐら・かさいばやし)が奉納され、多くの参拝客でにぎわいます。