平安時代の三十六歌仙の一人”猿丸大夫”が奉られている「猿丸神社」は、近世に入って瘤・出来物や身体の腫物の病気を癒す霊験があるとして、こぶ取りの神、瘤封じの神と信仰されて、猿の石像は”猿丸”の呼称で親しまれています。

恒例の春季大祭は、4月の大夫の命日とされる13日に毎年行われ、朝早くから参拝者が訪れます。本殿前に2体ある猿の石像の頭や手足をなでて、家族や自身の健康を祈願する多数の参拝者で溢れます。