平安時代の三十六歌仙の一人”猿丸大夫”が奉られている「猿丸神社」は、近世に入って瘤・出来物や身体の腫物の病気を癒す霊験があるとして、こぶ取りの神、瘤封じの神と信仰されて、猿の石像は”猿丸さん”の呼称で親しまれています。

恒例の秋季大祭では午前中「さるまる市」が行われ、地元産品を求める参拝者で賑わい、午後2時からは、明治時代に奉納されたという木箱に入った木札をヤリで突くという江戸時代の「富くじ」を彷彿する手法で福引きが行われます。