平安時代の三十六歌仙の一人”猿丸大夫”が奉られている「猿丸神社」は、近世に入って瘤・出来物や身体の腫物の病気を癒す霊験があるとして、こぶ取りの神、瘤封じの神と信仰されて、猿の石像は”猿丸さん”の呼称で親しまれています。

1年の締めくくる「終い猿丸」が毎年12月の大夫の命日と伝わる13日に営まれる。
本殿前で火焚き神事が行われ、半年間に寄せられた無病息災、大願祈願などの願いが書かれた火焚串や古い札、お守りなどを炊いて祈願する。

このほか、参拝者は本殿の周りをぐるぐる回る「お百度」や、猿の石像に触るなどして病気の治癒と健康を祈ります。