京都市上京区の大報恩寺は千本釈迦堂としてその名を知られています。創建されたのは今から約800年前の鎌倉初期で、戦や災害を免れて創建時そのままの本堂は京洛最古の建造物として国宝に指定されています。また、境内にある「おかめ塚」は縁結びや夫婦円満、子授けにご利益があると言われ多くの参拝者が訪れます。
毎年3月22日に執り行われるのは遺教経会とも呼ばれる「千本の釈迦念仏」です。釈迦の遺教経を訓読みして奉唱し、最後に「南無釈迦牟陀仏」と念仏するところからその名がつきました。
徒然草(鎌倉時代)にも記載されているという歴史ある法要をぜひ一度ご覧ください。