京都御所の西側、烏丸通沿いの護王神社は平安京の建都に貢献した和気清麻呂公が祀られている神社です。境内にイノシシの像(狛イノシシ)が奉納され、「いのしし神社」としても親しまれています。家内安全や商売繁盛、交通安全などの諸祈願にご利益がありますが、とくに有名なのが足腰の健康・病気回復のご利益です。
その昔、清麻呂公が大隅国(現在の鹿児島県)に流される時、足が弱り立つこともできませんでしたが、イノシシのご守護によって不思議と立って歩けるようになったという故事にちなんで足腰の守護神と仰がれています。
毎年4月4日に斎行されている例祭、護王大祭では正午頃から出発予定の行列「宇佐神託奏上ノ儀」を自由に観覧することができます。
春の桜の季節のお出かけにぜひ足をお運びください。