祇園祭と並び京都の夏を彩る伝統行事として開催されている「五山送り火」はお盆の精霊を送る行事です。東山に「大」の字が浮かび上がると松ヶ崎に「妙」・「法」、続いて西賀茂に船形、大北山に左大文字、そして最後に嵯峨の鳥居形が点火され30分程美しい光景を目にすることができます。5つの送り火は全て京都市登録無形民俗文化財とされています。
最もよく知られている東山の大文字送り火は、護摩木に先祖の霊や現存の人位の無病息災を記し、点火資材として当日山の上へ運ばれ住職の般若心経の読経後に点火されます。
市内の様々な場所から眺めることができる壮大な祭り、是非一度足をお運びください。