京都市左京区にある「満足稲荷神社」は、伏見桃山城の守護神として勧請された神社。その後徳川綱吉によって、現在の場所に遷祀されました。名前の由来は、豊臣秀吉が稲荷神社のご利益にとても満足したから、とされています。通称は「満足さん」。

夏越の祓は、半年間でいつの間にか染み付いた心身の穢れを祓い流す行事。この先半年の健康と、厄除けの祈願でもあります。
境内には大きな茅の輪が設置され、茅の輪くぐりが行われます。水に溶ける紙できた人形(ひとがた)とペット形も用意されています。名前と年齢を記入し、痛いところを撫でた後息を吹きかけ、水に浮かべます。罪や穢れとともにやがて溶け、厄払いが出来ます。