菅原道真公を御祭神としてお祀りしている北野天満宮の摂社、火之御子社(ひのみこしゃ)は、北野天満宮が鎮座した西暦947年より前からこの地にあり、「北野の雷公」とたたえられてきたとのことです。雷電・火難・五穀の守護として朝廷からも篤く崇敬されてきました。雨乞い・豊作の祈願から次第に雷除け祈願が主となり、農業・林業関係者や電気工事従業者の工事安全祈願、近年ではゴルファーや釣り人と多くの人々から広く信仰されています。
毎年6月1日は火之御子社の例祭「雷除大祭」が執り行われます。祭典では古式に基づき火打石で浄火を点火し、一年の五穀豊穣と落雷が少ないことを祈願します。
参道には出店が立ち並び野菜の種や苗、作業着なども手に入れることができます。この日だけ授与される雷除けのお札やお守りもありますので、ぜひ足をお運びください。