下郷町の戸赤地区で開かれる桜まつりです。戸赤地区は周囲を山に囲まれた小さな集落で、その山にオオヤマザクラの古木があります。林業が主産業のこの地区では個人が勝手に伐採できない木を定める「留め木」という制度で明治時代からこのオオヤマザクラを守ってきました。

桜まつりはオオヤマザクラが見ごろを迎える頃に地区の住民たちによって開かれます。当日は住民が手作りする山菜の天ぷらや打ち立てのそば、つきたてのお餅、それに地区の特産品などの販売が行われ、花見に訪れるひとたちを歓迎します。