甲賀市水口町にある川田神社では、毎年2月20日に全国でも珍しい揚矢祭(ようやさい)が行われます。

この神事は日本書紀にも残る、天湯川桁命(あめのゆかわたなのみこと)の功績をたたえるもの。
垂仁天皇の命を受け、出雲(島根県)まで遠征し、鵠(くぐい:白鳥)を捕獲したという社伝に由来します。

祭典では宮司のお祓いのあと、2人の「当屋(とうや)」と呼ばれる射手が石こうや紙でできた鵠に向け、2回ずつ矢を放ちます。