毎年6月末、京都市内各地では古くより「夏越の大祓式」と呼ばれる祓いの神事が行われます。特に伏見稲荷大社で行われる「大祓式(おおはらえしき)」は多くの参拝者を集めています。

この式では、元旦以来知らず知らずのうちに犯しているかもしれない罪や穢れを祓い清め、形代(かたしろ)とよばれる人形を河海に流します。式の後は、宮司以下の神職および参列者が「茅の輪」と呼ばれる茅で編まれた大きな輪をくぐり、その年の無病息災などを祈願します。