伏見稲荷大社では春から秋にかけて、計5回もの「稲」に関する神事が行われています。「抜穂祭」は毎年10月25日、大神のみたまの働きによって成長し稔った稲を刈り取るお祭りです。

本殿での神事の後、神楽女4人は木製の鎌を手に「抜穂舞」と呼ばれる神楽を披露し、信者たちは清められた鎌を手に丹念に稲を刈り取ります。ここで刈り取られた稲は11月23日の新嘗祭に大神にお供えされ、稲わらは火焚祭りで焚き上げられます。