毎年4月1日と11月1日、伏見稲荷大社では「献花祭」が執り行われます。

外拝殿においては、4月は華道家元池坊京都支部が、11月は嵯峨御所大覚寺御流華道総司所の奉仕による献花の儀が行われ、祭壇では祝詞奏上と巫女神楽が行われます。

春と秋、それぞれの季節を彩る献花からは平安時代から脈々と伝わる華道の真髄を感じると共に、京都という町の重厚な歴史や、日本が磨き上げてきた伝統的な美的理念である「雅」を感じることができるでしょう。