毎年成人の日に行われる「成年祭」は崇敬者の中の成人に達した男女を招いて、今後の人生に大神のご加護があるようにと祈られます。この式は、昔の元服式を見直すことで新成人の自覚や責任を促そうと、1957年から毎年行われています。

祭典の後には、参集殿ポールにて公家や武家、町人の時代衣装を身に纏い、髪そりなどの時代ごとの儀式「元服式」と、平安時代姫の裳着・鬢批の儀(成人式)が披露されます。十二単の着装実演や少年の剃髪が行われると参拝客からは歓声が漏れ、古式ゆかしい元服式の様子を大いに楽しんでいました。