北粕谷春祭りでは、八社(はっしゃ)神社に奉納されている北粕谷山車(花王車)が出され、地区内を練り歩きます。

北粕谷山車は、山車全体がオウム貝や夜光貝で覆われた全国的にも大変珍しい総螺鈿(らでん)づくりの山車です。

彫刻は、名人として知られた六代目・尾張藩のお抱え彫刻師・早瀬長兵衛吉政作の四本柱の「巻龍」や壇箱の「近江八景」等が箔押しされています。

全長は6.1メートル、高さ6.1メートル、幅1.86メートルもあるこの山車が練り歩く姿は、まさに圧巻です。