石川県輪島市は門前町道下(とうげ)の諸岡比古神社で、毎年12月3日に行われます。
約600年もの歴史を誇り、五穀豊穣に感謝して子どもの成長を祈願する祭りとして現代も続いているのもです。

この祭りの名となっている「おんねも」とは、この地域の方言で「私にも」という意味です。

その昔、自分の子どもが手が開かない病気で困っていた長者がおり、神のお告げから村人達に赤飯を分け与えていたところ、その子も「おんねも(私にも)」と手を差し出して手が開いたという言い伝えがあります。

新米を供えてお払い受け、宮司によって赤飯が人々の手にのせられ無病息災を祈りながら食べる神事です。