輪島にある重蔵神社の如月祭は毎年3月1日~7日まで、数え年で48~49歳の男性によって行われる祭りです。
石川県無形民族文化財に指定されています。

期間の1週間、女性が入ることのでいない当元宿(とうもとじゅく)に籠もり、多くの神事をご奉仕します。
それを成し遂げてようやく「一人前の輪島の男」と認められ、重蔵神社にとっても、輪島の町にとっても大変重要な神事といえます。

例えば、お供えののし餅を作るご奉仕では、もち米二升を10人で畳一畳の大きさで透けるほどの薄さに伸ばすことが難しいのだとか。

神事は一部のみ一般公開され、お供え物を奉納するために一行が声を合わせて市街地を練り歩く様子をみることができる。