「水かぶり(臼かぶり)」は福岡県大牟田市で成人式の日に行われるイベントです。
水の入った木臼を頭から被って放り投げる伝統行事で、全国でも稀な奇祭として毎年報道陣が集まります。

水かぶりが行われるのは三池本町祇園宮で、参加するのは力に自信のある若者達。
使われるのは重量約70kgの木臼で、1月の極寒の中で気合いを入れて水をかぶる勇壮な姿は見事なものです。
更に大人だけでなく子供もバケツで参戦します。

この行事は明治元年に三池地方で起きた大火事の後から、火災除け祈願として続けられています。
水かぶりの後はドンドン焼き(どんど焼き)に、無病息災のご利益がある「ドンド粥」の振る舞いもあります。