伏見稲荷大社では、毎年1月12日に「奉射祭」と呼ばれる年頭にあたって邪気や陰気を祓い陽気を迎える御弓始神事が行われます。

本殿での祭典での後、大蛇(おろち)に見立てた巨大な注連縄が飾られた神苑斎場にて副斎主が神矢をもって天地四方を射、続いて神職二名が真矢で大的を射ます。この時の矢の当たり方がその年の五穀の豊凶を占うものといわれており、矢が的の中心を射止めると場内からは大きな歓声が沸きあがりました。