例年6月1日、山形県の河北町の沢畑にて、「四国八十八ヵ所・熊野十二社 沢畑霊場例祭」が斎行されます。

弘化年(1845年ごろ)、和田孝四郎・安部権内・佐賀卯助の三氏が半歳を費やし四国八十八か所を巡拝し現地の土と御影絵を持ち帰りました。
その後 和田孝四郎・竹谷喜右エ門の両氏が発願人となり、八方の信者、縁者に石沸の寄進を乞い石沸の下に持ち帰った土と御影絵を土台の下に埋めて勧請し、1848年6月、盛大に落成式が行われたのがこの例祭の始まりです。

霊場の入り口には、河北町と友好都市締結記念に徳島県藍住町から寄贈された、「四国八十八所各霊場」の古瓦一揃いが飾られた壁があります。
四国と山形の繋がりを感じられる場所です。