度重なる水害により疫病が流行し、農作物が凶作に見舞われたことから、村人たちが悪病の退散を願い「祈祷囃子」を行ったのが始まりと言われている、悪病除けと五穀豊穣を祈願する民俗行事です。

お囃子の一行は、大八車の前側に米俵3俵と天狗の面を飾り、後ろ側に大小の太鼓を乗せ、笛、鼓、鉦、拍子木が後に続きます。

地区の鎮守の鹿島神社に「みこ舞囃子」を奉納し、「ばか囃子」を囃しながら地区内の家々を廻り祈祷し、大杉神社の御札を配ります。

また、藁で作った男と女の人形を地区の両端にくくりつけ、地区内への疫病の侵入を防ぎます。