「名荷神楽」は、毎年4月の第1日曜日に、広島県尾道市瀬戸田町の名荷神社で奉納される伝統的な神楽です。

室町時代に、生口島一帯に疫病が流行し、加えて干ばつによる凶作で苦しんだ人々が、神楽を舞い、病魔退散と豊作を祈念したのが始まりと伝わっています。

神事本位の伝統を守っている、というのが地元の自慢で、舞は13部からなり、演目のうち悪魔祓い、三宝荒神宮縄、剣舞、王子舞は、よく古式を伝えています。

広島県無形民俗文化財に指定されています。