江戸時代の僧侶・円空は、全国各地を旅しながら仏像を掘り続けた人物。寺院には所属せず、旅をしながら修行を続けたといいます。その足跡は、北海道から近畿まで残されています。円空は、その生涯でおよそ12万体もの仏像を彫ったとされています。
自由で素朴な円空仏は独特な雰囲気を持ち、今も多くの人を魅了し続けています。

円空大祭は円空上人を偲ぶお祭り。円空生誕の地と言われる羽鳥市の中観音堂(羽島円空資料館)で開催されます。羽島市の中で最も多く円空仏が安置されている場所で、本尊の「十一面観音像」や17体の円空仏を見ることができます。隣接して「円空上人産湯の井戸」もあります。