もっそう祭りは、輪島市久手川町に伝わる伝統祭りで、毎年2月16日に開催されます。
江戸時代、厳しい年貢の取り立てに苦しんだ住民たちが、役人の目を盗んで白米をたらふく食べたのがはじまりとされています。

2019年に炊き上げられた米は四升。もっそうと呼ばれる円筒状の木の枠を使って五合ずつ輪島塗のお椀に盛り付けられます。
もっそう飯を食べるときには「黙って食べる」というルールがあります。
当時、隠し米は重罪だったので、食べている最中に仲間内で口げんかが起こり「隠し米」のことをばらされないようにするための工夫です。

ご飯のおかずには、「ごぼうの南蛮味噌あえ」「大根、人参、胡麻の酢あえ」「ワラビのからし味噌あえ」「メギスのつみれ団子と豆腐の味噌汁」などが用意されます。

最近は完食する人は少なく、残ったご飯は持参したお重に入れて持ち帰るようで、中には「家族で食べる」方も少なくないとか。

年々、地区の世帯数は減少していますが、持ち回りで当番の家を決めて伝統を護っています。