かつて日光街道の宿場町として栄えた杉戸宿の鎮守である愛宕神社。
古くは年に六回市が開かれたと伝えられており、定かではありませんが市はこの愛宕神社で行われていたそうです。
愛宕神社の祭礼が12月5日で、市日も同日にあたることから、愛護神社酉の市が開かれます。
江戸時代にはこの市で農民たちが農作物や手工業品を搬入して換金し、帰りに日用品や農具などを購入する雑市だったそう。
市場には座商がいて取引上の世話をしたり、相場を立てたりしていました。
この名残が今にも受け継がれ、愛宕神社の祭礼は師走の恒例行事となっています。