約200年の歴史と由緒のあるこのお祭りは、かつては「天王様のお祭り」と呼ばれ五穀豊穣・家内安全・商売繁盛・疫病退散を、牛頭天王(ごずてんのう)を守護紳として祈願する為のものでした。
このお祭りが夏に行われるようになったのは、この季節に一番疫病が流行するためであったといわれています。
また、信仰を名目にした氏子たちや、民の娯楽のひとつでもあったようです。
杉戸町は宿場町として栄えていたこともあり、人々の往来も多いことから昔からお祭りは盛大だったそう。
その流れが今にも受け継がれているため、2日間かけて盛大に執り行われます。
お祭り最大の見所は、2日間にわたって行われる大人神輿。
十数基の渡御は県内有数のスケールを誇り、力強いかけ声に合わせて神輿が町を練り歩く様は迫力満点です。
他にもよさこい、鼓笛隊、太鼓などの演目もあり、今と昔の両方の「祭り」を楽しむことができますよ。