九頭神社がある和歌山県では、地区内の長男が42歳の厄年になると、家を建て替える習わしが浸透しています。
これを誰でも手軽にできるようにしたのが火焚き神事で、神社の境内に厄を溜め込んだお札等を燃やす場所を用意します。

さらに燃やした炎でお雑煮を食べると厄を祓えるという伝承があるので、現在では観光客を含めた多くの方が、書初めや正月飾りを持ち込むお祭りになっています。
またスサノオ等の命を司る神様が祀られている事もあって、親族の長寿を願いにくるご家族の方で溢れかえるイベントとしても有名です。