会津美里町の高田地域雀林地区では、毎年1月7日に「へびの御年始」が行われます。

法用寺仁王門に飾られた去年の古い蛇の蛇体を、保存会員によって降ろされ、集落の小中学生がこれを抱えて、太鼓の拍子と共に鬨の声を上げながら集落の各家を回ります。

各家では出迎えた人々の頭を蛇が噛み、家族の無病息災を祈願します。
その後、集落を回った古い蛇は、歳の神で燃やされます。

この行事はかつて水不足で苦労した歴史から、村の灌漑用水の豊かさを祈願するために行われるようになったと言われています。