輪島市内で毎年2月に行われる、ぞんべら祭りは700年も前から行われてきました。

祭りは門前町の鬼屋神明宮で行われ、県の無形民俗文化財に指定されています。

この祭りは、田んぼ起こしから、田植えまでの作業を表現しています。

拝殿の隅に田んぼに見立てた場所を作り、祭主さんが鍬に見立てた鏡餅で田んぼを耕す様子を演じます。

牛の鼻取り役の人が、太鼓を転がし農耕うしに振り回される様子を表現します。

早乙女役の人たちが苗に見立てた松葉を激しく木の枝で叩きます。

祭りの最後に、参加した人たちは一斉に「いつより世よし」の言葉を3回唱えながら、地元の繁栄を祈りました。