京都の白峯神宮では毎年9月21日に秋季例大祭・崇徳天皇祭が行われます。例大祭では浦安の舞などの奉納が行われ、夕刻からは観世・金剛流の能楽、大蔵流の狂言等が篝火の揺らめく特設舞台で演じられ、初秋の宵の幽玄な空気に包まれることができます。
薪能は白峯神宮の御祭神である崇徳天皇・淳仁天皇が日本の国の発展のために成した偉大な功績を称え、また無念の生涯を終えられたことの慰霊のために始められました。上京区民の文化人の中から、金剛流は種田師、観世流は河村家、狂言は茂山社中が担当し、いちひめ雅楽会の舞楽と、上京区民の箏曲なども加わります。
古い伝統の雰囲気を味わえる祭事にぜひ足をお運びください。