京都市の北野天満宮では8月上旬から七夕祭が行われ、毎年8月7日は御手洗祭が執り行われます。御手洗祭は古くから行われていた七夕行事が起源で、五穀の順調な生育や万民の無病息災を祈願する意味合いもあり、現在でも大切な年中行事とされています。
御手洗祭では祭神・菅原道真公の遺愛と言われている松風の硯・角盥(つのだらい)・水差し・かつて短冊に使われた梶の葉・夏野菜・素麺・御手洗団子が供えられます。
なお、七夕祭は御手洗祭を含む8月3日~8月18日まで開催され、その間は境内の夜間ライトアップ、御手洗川足つけ燈明神事、御本殿石の間通り抜け神事など様々な催しが行われます。
京の風光明媚な七夕の夜をぜひお楽しみください。