御香宮神社では毎年7月31日、夏の病気除けを祈るという夏越祓(なごしのはらえ)の神事、「茅の輪(ちのわ)神事」が行われます。境内には直径2mの茅の輪が飾られ、神事のあと神職に続いて参拝者も茅の輪をくぐり、無病息災を祈願します。

茅の輪は「知恵の輪」との称され、茅藁を抜き取って頭に巻くと知恵が付くとの言い伝えがあります。また、茅藁を家に持ち帰り輪にして門口につるしておくと疫病にかからないといわれており、夏の暑さの中でも多くの人がここを訪れます。