珠洲市役所のある上戸町の秋祭りでは、曳山が地区内を練り歩きます。
上戸の曳山には人形等で歴史上の場面が再現されており、横に人間が乗れる舞台があります。
そこに小学生低学年~中学年の男子が「神の遣い」として、薄化粧をし赤く美しい着物と白足袋を召して乗り、木遣り唄の「きゃらげ」を歌います。この唄に合わせて曳山の綱を引っ張り動かします。
彼らは神の遣いなので足を汚してはならず、大人がおぶって移動します。

太鼓の音色や子ども達をおぶった囃子方と共に曳山の移動は日中だけで、夜は「神の遣い」達が上戸の町内でご招待を受けた「よばれ」という親しい人達をもてなす席で「きゃらげ」を披露します。