久能山東照宮の御鏡開き報告祭は、正月のあいだ神前にお供えしていた鏡餅に小豆・塩を盛りつけたものを本殿・相殿にそれぞれお供えし、宮司の祝詞奏上のあと鏡餅を十字に開いて、無病息災と延命を祈願する厳かな行事です。

歳神様(としがみさま)が宿る依り代でもある鏡餅は、普通毎年1月11日に下げ、家族みんなで雑煮やお汁粉にして歳神様の力を頂きます。その際手や槌で割り開くことから「鏡開き」と言われており、ここ久能山東照宮でも手で開かれます。

境内にはこの時期、ちょうど寒桜がちらほらと咲き始めて、新しい年を祝ってくれます。