元始祭は、明治維新後に定められた皇室祭祀の一つで、宮中三殿にて行われる儀式です。

内容は天孫降臨にはじまる国の大元を寿ぎ、皇室の反映と国の隆昌を祈念するものです。明治五年に制定され、皇室の大祭の一つとして、昭和二年から第二次世界大戦中まで元始祭の1月3日は国民の祝日にもなっていました。

現在は皇室の私事として施行されていますが、各地で元始祭が行われている神社が数多くあり、久能山東照宮でも1月3日に執り行われています。