各家のご先祖と精霊(しょうりょう)を供養し、命の尊さに心を寄せるため、毎年8月5日に醍醐寺で営まれるのが「醍醐寺万灯会(まんとうえ)」です。

日没と共に参道の提灯や灯籠に灯がともると、辺りは色とりどりのやさしい光に包まれます。この日は国宝の金堂や五重塔などもライトアップされ、境内は幻想的で独特な雰囲気へと変貌します。

夜店が並ぶ広場では素麺が振舞われる接待も行われ、多くの小中学生や家族連れなどで賑わっていました。