能登の各地域で行われている「きりこ祭り」。
きりことは、切子灯籠と呼ばれる地域独特の灯ろうの略称で、高さ12mを超える直方体の行灯です。

大きさもさることながら、重さはなんと2t以上。
それに伴い担ぎ手も100人を超える大きくて立派な行灯です。
昼間見ても迫力あるこの行灯ですが、明かりが灯ると更なる美しさを見せます。

和紙を通してぼんやりと灯る明かりは、それぞれに描かれた文字や絵を幻想的に映し出します。
その立派なきりこ連は町中を威勢よく練り歩き、遅いときは夜中の2時3時まで行われるのです。