能登のシンボルと言っても過言ではない「見附島(軍艦島)」のある珠洲市宝立町鵜飼地区のキリコ祭りです。
高さ14メートル、重さ約2トンのキリコは車輪をつけず、100人の若い衆が担いで巡行します。
珠洲市内のキリコ祭りの多くで、担ぎ手は「ドテラ」と呼ばれる独特な衣装を着ますが、宝立七夕キリコ祭りでは昔ながらの法被を着ます。

町内を巡行し、22時過ぎに見附海岸に揃ったキリコは全ての明かりが消された後、一基ずつ明かりを灯し紹介されていきます。そして、打ち上げ花火を合図に、沖に設置された松明を目指して一斉に海に入っていきます。
何百人もの担ぎ手が水しぶきを上げながら乱舞する光景は大迫力です。
同時に、海上から上下左右に打ち上げられる花火との大競演が繰り広げられます。