毎年4月29日に行われる野首神明神社の例祭で、そこで奉納される芸能神事が「狐釣り」です。
「狐釣り」とは、大昔の神話で、野首の里に入った山伏が、2匹の子狐を連れた母狐を誤って射止めると、母狐は神の姿になって子狐をかばった。山伏は大いに後悔し母狐の祠を建て、自ら女装し子狐を育てたとされます。
その神話を基に、おかめに変装した女神が子狐に餌を与えると、戯れながら逆立ち・宙返りなどを繰り返すという舞を披露します。滑稽であるが目頭が熱くなるようですね。
他にも獅子舞なども奉納されます。