例祭が行われる高田神社では、最初に神楽獅子舞や闘鶏楽などが奉納されます。神楽獅子は、両手に采を持ち、悪魔払いの儀式をしながら舞う珍しい獅子舞です。その傍らでは、2丁の火縄銃の火ぶたが切られます。これはご神域を清めるためのようです。
祭事が終了し午後になると、神輿が繰り出され町内を行幸します。その際にも各所で火縄銃を撃ち清めます。戦国時代から受け継がれるこの神事は、県指定の重要無形民俗文化財である神楽獅子と共に、見物客を清々しい気持ちにしてくれるでしょう。