長野県松本市より少し西に行った、山の麓上波田にある上波阿弥陀堂の仁王門には、県宝に指定されている木造金剛力士像があります。

毎年4月20前後の土日にはこの金剛力士の股を子どもがくぐり健やかな成長を願い、「仁王尊股くぐりまつり」が開催されます。
仁王尊の股を子どもがくぐると麻疹(はしか)が軽く済み、丈夫に育つといわれており、多くの親子が訪れます。

なかには仁王尊の恐ろしさに号泣してしまい、家族に手助けしてもらいやっとくぐる子がいたりと、ほほえましい光景が見られます。