東京都大東区上野にある天台宗関東総本山の寺院「寛永寺」は、寛永2年(1625年)に慈眼大師天海大僧正によって創建されました。その後、関東大震災や太平洋戦争の空襲などで被災したものの、戦後は新たに霊園を造成し、広く東京都民や有縁の人々に開放しました。

寛永寺では、毎年お盆の前日の7月12日に法要を行い、お盆を迎える準備をします。その後、7月17日には先祖が無事極楽浄土へ帰れるように「流燈会」が行われ、祈りと感謝の気持ちを乗せて灯篭を流します。