砂かけ祭は、奈良県を代表するお祭りのひとつで、廣瀬大社で斎行される五穀豊穣を願う御田植祭です。このお祭りでは、苗代作り、田作り、田植の所作の後に催される、参拝者と田人、牛役が雨に見立てた砂をかけ合う「庭上の儀」が特に有名です。

この行事では、砂をかければかけるほど田植の時期に雨がよく降り豊作になると言われており、毎年激しい砂かけが披露されます。水を司る神として知られる廣瀬大社らしい大規模なお祭りで、当日はJR法隆寺駅からシャトルバスも運行されています。