400年前から伝わる幾久山市区の綱引き神事です。

田んぼのあぜ道に、長さ50メートルもある大綱が用意されます。そこに市区の男女100名以上が集まります。ここで男女対抗の綱引きが行われるのです。

綱の真ん中には、椿の枝が1本刺されます。昔から壱岐の国では、年貢として椿油が収められていたほど貴重で愛着のある花なのです。

綱引きは3回行われ、2勝したほうが勝ちです。男性が勝つと豊作、女性が勝つと家庭円満になると言い伝えられています。