高野山真言宗に属する寳國寺は、かつて弘法大師空海が各地を巡り修行されていた際、役行者の行跡を訪ねてこの地に草庵を結んだことが寺の始まりと伝わります。

弘法大師信仰が盛んになった江戸時代には、人々の苦しみを身代わりとなって背負ってくださるということで、「室身代わり大師」の愛称で親しまれるようになり、以後厚い崇敬を受けて現在に至っています。

初午祭は、毎年3月の午の日に開かれ、厄除けなどを願う参拝者が訪れます。