吉野山で最古の寺院とされる大日寺で行われている「火渡り」は毎年11月23日に行われています。

大日寺は、645年から710年ごろの創建の大海人皇子(後の天武天皇)ゆかりの法城で、大日如来を中心とした藤原時代の代表作である重要文化財の五智如来を祀っています。また、大塔宮の身代わりとなって壮烈な最期を遂げた村上義光・義隆親子の菩提所にもなっています。

火渡りは、祈りをこめて焚いた護摩木の上を素足で歩き厄災を払う行事で、修験道と呼ばれる山岳宗教の儀式の一つで、吉野山は修験道の聖地と言われています。